業務用エアコンを取付する場合には、設置取付工事が必要となります。そのため業務用エアコンを導入する時には工事の流れなどを知っておくことがおすすめです。業務用エアコンの取付工事の流れとしては、業者を決めたら見積書作成のために現地調査が行われます。このときに設置場所もおおよそ計画します。
室外機の大きさ・吸い込み・吹き出しを考慮したスペースを確保し、隣接地への影響や冷媒配管との接続可否、外部の他の設備との兼ね合いなどを考えながら場所が決定します。室内機は部屋の高さ・広さ・エアコンの形状・天井の内部・他の設備との兼ね合いを見ながら容量やタイプを決定していきますが、各種配管・配線などによって設置場所は大きく変わってくるため質問や要望がある際には、この時点で相談を行います。設置場所を確認したら、吹き出し口を確認します。設置場所の位置に気を付けなれば、ムラができてしまうため設置位置はしっかりチェックすることが重要です。
工事が始まると、搬入経路・スペースを確保をし、周りを養生してから入れ替えの場合には冷却ガスを回収、新しく取り付けるという場合には、養生してから天井工事が行われます。それが終わったら交換の時には室内・室外機を取り外して、室内機・室外機を取り付けて配管・配線工事を行なって、化粧パネル・リモコンを設置してから真空引き・気密試験を行なった上で、試運転して問題がなければ、掃除をしてから引き渡しという流れになっています。