業務用エアコンを取付けるにあたり、通常の取付工事で済む場合には良いのですが、場合によっては工事中に大幅な変更、トラブル等が発生することがあります。このような場合には、見積もりの内容とは別に追加で工事を行わなければならないため、追加工事費用が発生するのです。一般的に見積もりで事前調査を行いますが、この調査の段階では、業務用エアコン取付の際に追加工事が発生するのかどうかは分かりません。それは壁の中の細かい電気配管がどのようになっているのか等についても、実績の豊富なプロの業務用エアコン施工会社であっても、判断しにくいからです。
壁の裏側のスペース、配管等については、実際に開けなければわからないことがほとんどです。業務用エアコンは大型であり、なおかつ事務所や店舗に取り付けることになるため、見栄えを良くする、電源工事等想定外の追加工事が発生するのです。追加工事は通常工事の見積もり以外の対応になるため、料金も追加で発生することになるでしょう。施工期間も半日で終わるものもあれば、追加工事が発生して2日以上になることもあります。
どのようなときにどんな工事で想定外の費用が増えるのかと言うと、その一つが古い業務用エアコンの取り外しや廃棄です。特に室外機は小さなものでも40キロ以上あり、大人が2人がかりで運ぶ必要があり、急遽人数を増やさなければならなかったり、クレーンでの作業を余儀なくされることもあります。