業務用エアコンは取り付けたらずっと使い続けられるわけではなく、当然のことながら寿命が存在しています。一般的な業務用エアコンの寿命は10年ほどだとされていますが、それ以外にも、様々な変化がエアコンに見られた場合には、それは交換のサインとも言えるでしょう。どのようなサインが出るのか、代表的なサインについてしっかりと把握しておきましょう。業務用エアコン交換のサインとして、まず第一に挙げられるものが異音や異臭です。
異音の原因には様々なものがありますが、フィルターの目詰まりが原因であれば掃除をすることで簡単に解決できます。送風ファンやコンプレッサーの異常からであれば、それは故障の可能性が高いでしょう。異臭の原因も様々であり、中には専用クリーニング等で解決されるものもありますが、それでも改善されなければ、交換を検討することが求められます。そして空調機能の低下が挙げられます。
フィルターが目詰まりしていたり、室外機の放熱フィンが目詰まりしていることも多いですが、掃除をしても改善されなければ交換を検討しましょう。さらにはエアコン本体や室外機から水漏れが発生することもあるでしょう。本体から水漏れが発生している場合には、内部の水を外に排出する排水管に汚れが詰まっている可能性があります。ホースを掃除して水漏れが収まることでしょう。
しかし室外機から水漏れが発生していれば、冷媒ガスが漏れている可能性があります。ガス漏れはガス管の劣化や損傷、施工不良等により発生するものですが、劣化や損傷の度合いにより交換をしたほうが安いケースもあります。